2009年8月15日の今日は終戦記念日である。
平和で豊かな日本に暮らし、自分の好きな事ができる今の生活に感謝せざるを得ない。
終戦からもう64年、でも戦後は終わってないと思う。
戦後日本は、戦前の何が悪かったのか、何が破滅へと導いたのかを総括せず、また侵攻したアジア諸国への償いも避けてきた。
結果は、意識的、無意識的な、戦前の思想や価値観の全否定である。
国のためには、命さえも厭わなかった戦前の日本人、今はどこにいったのだろう。
貞節さで知られた戦前の日本人女性、今はどこにいったのだろう。
愛国心、まじめさ、謙譲の精神、貞操さ、戦前の日本にも守るべき美徳はたくさんあったのに、これらの価値観は、"時代おくれ"または"タブー"となってしまった。
2000年以上の歴史の中で築かれてきた日本人の美徳が一夜で失われるものではない。でも今いったい何人の日本人が、日本人は清く、正しく、美しく、礼儀正しい国民だと胸を張って言えるのだろうか?
インド哲学には"Collective Karma"、集団のカルマという考えがある。原因と結果の法則は個人だけではなく、国家などの集団にも適応されるという考えである。
日本人のアイデンティーと誇りの損失は、戦前の軍事国家が行ってきた罪を償ってこなかったカルマではと思うときがある。
でも悲観的ではない。まだ残っている日本人の美徳や美意識を再認識し、残して行く事は、今からでも遅くないと思う。
日本にあった美徳は、昔のものとなってしまったようで
でも、これからが新たな始まりだと、信じています。
投稿情報: ジェイ | 2009年8 月16日 (日) 00:43
>でも、これからが新たな始まりだと、信じています。
そうですね。まだ日本人の美徳や美意識は残っていますし、それを再確認して取り戻す事ができると思います。
この記事ちょっと悲観的にとられるかも知れません。
記事の最後に希望のメッセージを追加しておきます。
投稿情報: ニランジャン | 2009年8 月16日 (日) 10:05