今日2010年1月20日は、サラスワティ・プージャの日である。
女神サラスワティーはヒンドゥー教において学問・芸術・知識の神様として崇められている。
日本でもゆかりは深く、奈良時代から弁才天(写真)として祭られて来た。鎌倉でその姿を見たときには、インドからはるばるとやって来たのかと感慨にふけったものだった。
インドでは、はるか昔のリグ・ヴェーダにサラスワティの記述がある。
女神や4本の手をお持ちだが、手に持っている本は学問や芸術、ヴィーナ(楽器)は音楽と舞台芸術、数珠は宗教の儀式を表しているという。
白い服を身にまとい、白鳥に乗るサラスワティ女神。白はサットワ・グナや純粋さを表している。
シュリ・カルナマイによると、サラスワティ・マントラを唱え、またマントラに瞑想することにより、私たちは、知恵、慈悲、純粋さや平安などを受け取る事ができるという。最終的には、サラスワティ・マントラは、ヒンドゥー教における最終ゴールであるモクシャ(解脱)に導くのだという。
シュリ・サラスワティ・マントラ
Om aim srim hrim saraswati devyai namah
オーム アイーム シュリーム フリーム サラスワティ デービャイ ナマハー
サラスワティ・プージャの日には次の祈りが捧げられるそうである。
女神サラスワティ
ジャスミン色の月のように色白で
純白の首飾りは、凍った露のしずくのよう
まばゆいばかりの白の衣装を身にまとい
その美しい腕にはヴィーナ
その玉座は白い蓮
神々に囲まれ、敬われるお方
私をお守り下さい
どうか私の怠惰と無知をお取り除き下さい。
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