昨年末、地球の歩き方編集部より地球の歩き方 インド 2009~2010が届きました。投稿が採用されたお礼だそうです。
さて、地球の歩き方と言えば、インド旅行の定番です。インドを旅していると、町中で歩き方を読んでいる人を時々見かける事もあります。
インドのガイドブックでは、ロンリープラネットもありますが、私は専ら携帯性で勝る“歩き方派”です。(重さはロンリーの約半分)
ロンリーと比べて情報量が少ないとの批判もありますが、今までそれで困った事などは一度もありません。
情報量と携帯性のバランスが取れた旅行ガイドだと思います。
また旅行者が投稿したいろんなマル秘情報やコメントを読むのは楽しいものです。
さて内容ですが、おおまかに旅の基本情報と各地の案内に分かれています。
この基本情報ですが、実は私がはじめてこの本を買った15年前とあまり変わっていません。
「お金と両替」にトラベラーズチェック(TC)は現金よりも両替レートがいいとありますが、今では現金でもTCでもレートは同じです。またアメックスの支店がインドの主要都市にあるとありますが、数年前にアメックスは他の銀行に買収されてTCサービスは提供を中止しています。
また「旅の道具」に「Made in Japan はキミの体と心だけでいい」との洒落たコメントがやはり15年前からあります。必要な物はインドで現地調達すればいいとのアドバイスですが、日本でデフレ、インドでインフレが進行し、100円ショップで何でも安く手に入るようになった今の時代には当てはまらないと思います。
現地に行くと分かるのですが、日本で買った方が安い上に質がいいものがたくさんあります。100円ショップには多種多様の爪切りがありますが、インドでは巨大な爪切りが300円近くしました。
折りたたみ傘をなくしたので現地で買いましたが、こちらも高い買い物となりました。品質はやはり日本のよりも劣る物です。
またショルダーバッグをサブに使うとあります(これも変わっていません)。私は小型のバックパックです。バックパックの方が両手が自由に使えて、歩きやすいです。電車等の人ごみではバッグを前に抱えています。
各地のガイドですが、読んでいて気づくのは編集部の人が泊まっているのは、タージやオベロイなどの高級ホテルで、安宿は投稿頼みなことです。
ちなみに数年前に私が投稿して採用されたコーチンのホテルの紹介は、いつのまにか編集部が泊まって書いたように変更されてしまいました。
さてはともあれ、インドを初めて訪れる人、インド各地を旅する人にはおすすめのガイドです。
インドを旅したことがある人、訪問地が限定されている人は、図書館で借りて、必要な地図やホテル一覧などをコピーしたり、スキャンしてUSBドライブなどに保存して持って行くのも、お金と荷物の節約になっていいかもしれません。
最近のコメント