今から数年前南インドの著名なアーユルヴェーダ医に診てもらったことがあります。
脈診するドクターを見ながら、どんな事を言われるのだろうと心配していましたが、ドクターは開口一番こう言いました。
「君は短気だろう。」
はい、そうなんです。
子供の頃から短気で友達とよくケンカしました。家では物を投げ、穴を何箇所作ったことか。
瞑想やヨーガのおかげで大分自分をコントロールできるようになりましたが、この短所はいつも気をつけていることです。
ドクターによると、ヴァータ(風)とピッタ(火)の組み合わせ体質の人は、基本的に短気なのだそうです。
「俺、キレちゃったよ。」
そう意気がる若者がいるかもしれませんが、短気は損気だと体験から学び、短気は弱さだと悟りました。
アメリカで鉄の棒を持ったおじさんに殴られそうになった事があります。インドでは、ショッピングモールで一騒動起こし、もう少しで警察に連れて行かれるところでした。いずれも短気の成せる業です。
暴れ馬の為すがままに走り続ける御者と、暴れ馬を手なずける御者。本当に強い者は後者だとスワミ・ヴィヴェーカーナンダは説きました。
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