「人生ははかない」そんな事をはじめて感じたのは15、16の頃だった。
お金やモノをたくさん集めても、名声や名誉を得ても、死んだら何も持って行く事はできない。生きる意味が分からなかった。
あれから20年後、今でも人生ははかないと感じる。
無邪気に遊んでいた小学生時代はつい最近のようだが、もう人生の半分近くを生きてきた。ずっと面倒をかけてきた母親とあと何年一緒にいられるのだろう。好きな人、好きな事とも、お呼びが来たらお別れだ。
「人生ははかない」一見悲観論のようだが、現実論だと思う。
「肉体が滅びるのは必然だが、魂は永遠である。」そう教えてくれたのは、スワミ・シバナンダジの直弟子だったスワミ・チダナンダジだった。
「誰もが永遠の自己を悟る事ができる」インド哲学は楽観的でありポジティブである。
人生ははかない、だからこそ1日1日を大切に生きようと思う。
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