インドの聖者曰く、心が清らかになるにつれて、いろんな事が観え始めるそうです。
自分の前世もその1つ。
幸か不幸か、私には自分の前世も他人の前世も観えません。
でも良く言われるように、これは私たちに取って都合の良いことだと思います。
今生でさえ、いろんな悲しい記憶やトラウマを背負って生きているのに、前世の記憶まであったらそれはそれは大変な事に。肉体を去る時に、一度記憶がリセットされるのは、幸運だと思います。
直接前世の記憶は無くても、自分の嗜好や傾向を観察することによって、ある程度推測することは可能かもしれません。
普段は前世などどうでもいいのですが、こんなことを考えるのはインドに来てからです。
私が今いる南インドのチェンナイは、インド第四の大都会。厳しい暑さと喧噪、大気汚染に交通渋滞など決して暮らしやすい町ではありません。
でもそんな環境の中でも、楽しんで、充実した日々を送っている自分がいます。
瞑想やヨーガを学ぶ場所、聖者やスワミに会う機会が多くあり、スピリチュアルな本や音楽も簡単に手に入ります。
南インドには厳格な菜食の人が多いのですが、私も専ら食事は菜食専門店です。
インドには人生を4つの段階(学生、在家生活、隠遁、出家)に分ける考えがありますが、私もこれを取り入れていて、今の在家生活を終えたら、出家、修行生活するつもりです。
20歳の頃よりほぼ毎年この悠久の国を訪れています。
外見上、地元のインド人にまじまじと見つめられることもしばしばですが、私には外国という感じはありません。
あくまでも推測ですが、過去に南インドのどこかで暮らした事があるのかもしれません。
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