ホイットニー・ヒューストンのヒット曲「Greatest Love Of All」。
行きつけのスポーツクラブでよく流れていた曲ですが、サビの部分に「自分自身を愛する事を学ぶこと、それが最も偉大な愛」というフレーズがあります。メロディーや他の部分の歌詞は好きでしたが、どうもこの部分がしっくりこなくて。自分自身じゃなくて、神様や他人への愛こそが最も偉大な愛のはず、といつも思っていました。
私の場合は、自分がこうあるべきだ、こうありたいという理想が高く、その一方で同じ失敗を繰り返したり、欲望に流されてしまったり、理想と現実の格差がありすぎて、当然ありのままの自分を受け入れる、愛するという事ができませんでした。
そんな自分を少し変えてくれたのが、ルイーズ・L. ヘイさんの「すべてがうまくいく"やすらぎ"の言葉 」です。写真の笑顔からは想像がつきませんが、性的暴力や厳格な父親からの暴力、貧困や自己嫌悪など過酷な十代を過ごしてきた方です。本の内容は原題を直訳した「あなたは自分の人生を癒すことができる」に近いかもしれません。ありのままの自分を受け入れ、愛することが、人生をポジティブな方向に変える鍵だと。
実家でマルチーズを飼っていますが、雷が鳴ったりすると怖がって、畳やカーペットの上でおしっこやうんちをしてしまいます。もうおばあちゃん犬なので、ほとんど私と遊んでくれる事もなく、一日のだいたいを寝てすごしています。また歯周病があり口臭がちょっときついです。そんな犬でも、目に入れても痛くないくらい大好きで、どんなイタズラをしても、嫌いになったりはしません。
じゃあどうして同じように自分自身を無条件に愛する事ができないのか...
スワミ・ヴィヴェーカナンダは「自分を愛する事、信じる事ができなければ、成長はできない」と言いましたが、その言葉の意味が少しだけ分かったような気がします。
僕にとっても同じように、自分を愛することがとっても難儀なことのように思えます。
自分を愛することが、相手を愛せるキーなのでしょうかね?
いずれにしても、とってもいい記事です。ありがとうございますw
投稿情報: ジャイ | 2009年3 月21日 (土) 14:32
ジェイさん、
コメントありがとう!
よかったらヘイさんの本読んでみて下さい。稲城の図書館でも借りれるんじゃないかな?相変わらずの私ですが、もう自分自身を批判したり、情けなく思うのは完全にやめました。あと他人と比べる事も。アシュラムにいた頃は年のあまり違わないシャンタジと自分を比較して惨めに思ってたけど、私は私なので。おかげで生きるのが随分と楽に♪
投稿情報: Niranjan | 2009年3 月24日 (火) 19:42
ニラニラさん、インドで充実した生活を送られているようで何より。
自分を愛せるかどうかというテーマとはちょっと違うんですが、私の場合、猫ならどんな不細工な猫でも、性格が悪くても、傲慢でも、許せちゃうのです。
問題は、なぜ人間に対して同じように感じられないのかということで・・・。
うーむ。アンマってすごいよね。
投稿情報: イッチー | 2009年3 月26日 (木) 00:47
イッチーさん、
この2週間は内的革命??等でブログやっている所ではありませんでした。
>私の場合、猫ならどんな不細工な猫でも、性格が悪くても、傲慢でも、許せちゃうのです。
www それはすごいですね。 イッチーさんは猫に無条件の愛を。。。
ちなみに猫好きのインド人に会った事がありますよ。インドでは猫はあまり見かけませんが、日本ではよく町中をうろちょろしているといったら 「Then, Japan is a Heaven!」と言っておりました。(笑)
>問題は、なぜ人間に対して同じように感じられないのかということで・・・。
やっぱり人間の場合はエゴがあるからではないでしょうか?
投稿情報: Niranjan | 2009年4 月 7日 (火) 22:11