今日はアンマの東京プログラムの最終日、私は福岡の実家にいます。こんなはずではなかったのですが。
インドから帰る直前、クーラー付けっぱなしで寝て風邪引いたのも問題だけど、一番の失敗は、行くつもりがなかった神戸プログラムでのボランティアを熱心に頼まれたので引き受けた事。結局体調不良で行かなかったので、最初から引き受けなければ良かった。
結局今回はアンマの抱擁も受けられず、また会いたかった人にも会えず、今は大後悔。
でも出来ない事、したくない事にははっきりとノーと言う事を学びました。大きな代償を払ったので、この事は今後一生忘れません。
今の心はブルーだけど、ポジティブな方に持っていかなければ。
「帰ろうか、帰ろうよ、世界で一つだけ マイ スウィートホーム♪」
今回のインド旅行、実は気に入った場所があれば住み着くつもりで来ました。
ヨーガの本場だし、スピリチュアルな国だし、ベジには住みやすい国だし。でもちょっと厳しいかなと。
「オーラの泉」に女優の秋吉久美子さんが出ていて、「どこへ行っても落ち着かない、自分の住む場所が見つからない」と言ってましたが、同じ心境です。
福岡の実家は快適だけど、物足りなくて。日本で良かったのは、逗子かな〜。夕方よく海に行っていました。逗子マリーナから、由比ケ浜沿いに、自転車こいで鎌倉にも。住民の人も、よく道路なんかを掃除してて、きれいな街でした。
皆さんは、自分のスウィートホームお持ちですか?
インドに来る前に、テレビでよく「オネエマンズ」と呼ばれる人を見かけていましたが、ひそかに尊敬していました 他人がどう思うかなど恐れずに、自分らしく生きている点で。
自分の人生を振り返ると、本当の自分を隠して生きて来たように思う。会社の人には、自分がスピリチュアリティに最も関心がある事を隠していたし。「変な人」「危ない人」と思われるんじゃないかって。でもこんな生き方じゃ、幸せにはなれないよね?
「スピリチュアリティや宗教は弱い人の逃げ場所」なんて言う人もいると思いますが、逆に興味を持ってくれる人もいるはず。
日々自省、自問していますが、結局たどり着くのが、本当の自分を知りたい、自分の無限の可能性を実現したい、宇宙や全ての生き物と1つである事を感じたい等々。
「自分らしく生きる」それが今のモットーです。
先日「引き寄せの法則」を読んでいました。アマゾンのレビューを見て知りましたが、日本でも結構売れた本だったんですね。
驚いたのは、「引き寄せの法則」とスワミ・ヴィヴェーカナンダが今から100年ほど前に言った事の類似性でした。
ヴィヴェーカナンダは、あらゆる想念には、それ独自の波動があり、その想念は心から外の世界に発せられ、同じ波動を持った想念を集めて、力を増して戻ってくると述べていますが、「引き寄せの法則」にも全く同じ事が書いてありました。
また、今ある自分は過去の思いや行いの結果であり、故に私たちがコントロールできる今=この瞬間をよりよく生きる事によって、理想の人生を創る事ができるという、楽観主義や心が持つの無限の力、可能性なども。
ヴィヴェーカナンダの有名な言葉に「弱さ(ネガティブな事)を克服する方法は、強さ(ポジティブな事)を思う事である」とありますが、「引き寄せの法則」にも同じコンセプトが述べられていました。
ヴェヴェーカナンダは1893年のシカゴ宗教会議以後、New Thought Movements(その一つであるthe Science of Mindと「引き寄せの法則」は良く似ています)の思想家をはじめ欧米の哲学者、思想家に多大な影響を与えましたが、この本にもやはり彼の影響があるのでしょうか?
写真はスワミ・ヴィヴェーカナンダ in カリフォルニア
こちらインドでは早くも学校が夏休みに(ちなみに今日の最高気温は37度位)、今滞在しているIntegral Yoga Instituteでもちびっ子向けのサマーキャンプが始まっています。
いやー、子供たちはかわいいですね。他人がどう思うとか全く気にせず天真爛漫で。
チェンナイからコインバトールに向かう列車が途中で長時間停止して、大人たちは皆いぶかしげにしていましたが、5歳位の女の子は振り付け付きで歌いながら車両の中を、いったりきたりと楽しんでおりました。
Integral Yoga Instituteの図書館にアンマの本が一冊だけありました。目覚めよ子供たちの第六巻。お昼時に読んでいましたが、アンマ曰く、子供の無邪気さ、純真無垢さはすべての人が持っていて、誰もがそれを渇望し、霊性の修行によって再発見する事ができるとの事。私は何でもすぐに信じる方ではありませんが、このアンマの言葉はまさにそのとおりだと心に響きました。
頭であれやこれやと考えて生きている今の状態ははっきりいってかなり疲れました。私も早く子供の純真無垢さを取り戻したいです。
ホイットニー・ヒューストンのヒット曲「Greatest Love Of All」。
行きつけのスポーツクラブでよく流れていた曲ですが、サビの部分に「自分自身を愛する事を学ぶこと、それが最も偉大な愛」というフレーズがあります。メロディーや他の部分の歌詞は好きでしたが、どうもこの部分がしっくりこなくて。自分自身じゃなくて、神様や他人への愛こそが最も偉大な愛のはず、といつも思っていました。
私の場合は、自分がこうあるべきだ、こうありたいという理想が高く、その一方で同じ失敗を繰り返したり、欲望に流されてしまったり、理想と現実の格差がありすぎて、当然ありのままの自分を受け入れる、愛するという事ができませんでした。
そんな自分を少し変えてくれたのが、ルイーズ・L. ヘイさんの「すべてがうまくいく"やすらぎ"の言葉 」です。写真の笑顔からは想像がつきませんが、性的暴力や厳格な父親からの暴力、貧困や自己嫌悪など過酷な十代を過ごしてきた方です。本の内容は原題を直訳した「あなたは自分の人生を癒すことができる」に近いかもしれません。ありのままの自分を受け入れ、愛することが、人生をポジティブな方向に変える鍵だと。
実家でマルチーズを飼っていますが、雷が鳴ったりすると怖がって、畳やカーペットの上でおしっこやうんちをしてしまいます。もうおばあちゃん犬なので、ほとんど私と遊んでくれる事もなく、一日のだいたいを寝てすごしています。また歯周病があり口臭がちょっときついです。そんな犬でも、目に入れても痛くないくらい大好きで、どんなイタズラをしても、嫌いになったりはしません。
じゃあどうして同じように自分自身を無条件に愛する事ができないのか...
スワミ・ヴィヴェーカナンダは「自分を愛する事、信じる事ができなければ、成長はできない」と言いましたが、その言葉の意味が少しだけ分かったような気がします。
いろいろと恵まれた環境にありながら、特に達成感もなく気づけば30代半ば、このままでいいのだろうかという思いから手に取った本が渡邉 美樹さんの「図解版-夢に日付を!」です。単行本版もあります。イラストやグラフなどビジュアルの方が頭に入るという人には図解版がおすすめです。
本の中で一番印象に残っているのが「緊急ではないけど重要な事」が人生で一番大切だ、という氏の言葉でした。当時私は、アメリカのオークションサイトEbayに出店していて、1日のほとんどを受注、発送やマーケティングに費やしていて、「緊急ではないけど重要な事」をなおざりにしていたので、ずっしりと重い言葉でした。「緊急ではないけど重要な事」は人それぞれですが、瞑想やサットサンガ、音楽の勉強、友人と過ごす時間なども当てはまると思います。本当はそんな事こそ人生を豊かで実りある物にしてくれるのですが、 緊急では無いため、逆に見過ごしてしまいがちです。
その他にも氏がこれまでの人生で学んで来たことがたくさんシェアされていますので、人生をより良く生きたい人にはお薦めの一冊です。高い本ではありませんが、人気のある本ですので、おそらく近くの図書館にもあると思います。
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